賃貸退去の際の原状回復費用にショックをうけました・・・

賃貸物件から退去する時、預けてある敷金がいくら返金されるのか?はとても気になりますよね。

部屋の汚れやキズについて、クリーニング代や修繕費、壁紙の張り替え費用等を借り主、貸し主、どちらが負担するべきか?をめぐってトラブルなるケースも多いと耳にします。

私の場合、立会い退去の時一人だったことや、原状回復の意味をきちんと知らなかったこともあり、ずいぶん損したと思っています。

脱衣場の壁のカビについて、壁紙張り替え費用は借り主負担と言い切られ、鵜呑みにしたのが大失敗。

脱衣場には窓がなく、通常使用でカビが生えたのは、私の責任ではないと言えるし、ここは交渉の余地があったのでは?払う必要なかったのでは?と後から一人暮らし経験のある友人に指摘されました。

もう精算が済んでいるし、新居での生活も始まってるし、旧居を管理していた不動産屋は遠方だし、今更交渉はできないし、時間もかかりそうだし、等と色々考え、今回はあきらめています。

急に決まった引越しの準備は大変だった

賃貸退去時には時間的余裕がなく、気持ちも引っ越し準備や新居での新生活に向いているので、うっかりしがちですが、お金が戻って来るか来ないかに関わる大切なポイントです。

そこで次回の引っ越しでは、敷金を1円でも多く取り戻す為に、絶対トラブルにせず失敗しない為に、賃貸退去時に注意すべきコツやポイントを調べてみました。

賃貸解約予告のタイミングは?

賃貸契約書

引っ越しが決まったらすぐに申し出るのは当然ですが、契約書には退去を申し出なければならない期限が記載されています。

一般的には退去の1ヶ月前ですが、物件によってはもっと前に設定されているので注意が必要です。知りませんでしたという言い訳は通用しません。

記載期限より遅れて申し出ると、遅れた分の家賃が発生し、退去後に新居との二重家賃を支払わなければならないことも

そういったトラブルを未然に防ぐ為にも、引っ越ししするしないに関わらず、賃貸解約予告の時期はきちんと確認しておくべきです。

原状回復とは?

引っ越し前の掃除が完了

今回私がまったくその意味を理解していなかった「原状回復」。

原状回復と聞いて入居した時の、新築さながらピカピカ状態をイメージしていたのですが、それは違うんですね。

退去時に、借り主、貸主のどちらが修繕費などを負担するかをめぐってのトラブルが多い為、国土交通省が、原状回復について、

原状回復とは

「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、
善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧す
ること」

と定義し、経年劣化や通常の使用による損耗等に関わる修繕費用は、そもそも賃料に含まれており、原状回復とは借りた当時の状態に戻すのではない、と明確化しています。

つまり普通に生活している範囲での自然消耗まで借り主が補修する義務はないのです。

だとすれば、窓がなく、換気扇を回し、普段は浴室のドアを閉めていたのに、それでも脱衣場の壁の隅にうっすらはえたカビについて、私がその張り替え費用を負担する必要はなかったのでは?と思うのです。

私ではない誰が生活しても、ここにカビは生えたはずですから。

交渉の余地があったなと後悔するのはこの点なんですね。

私のような失敗をしない為にも、退去立会いには「原状回復」の意味を正しく理解して臨むことが必要です。

「原状回復」の例

退去する部屋の修繕

では具体的に、どのような補修、修繕費用が、どちらの負担になるか、みていきましょう。

貸主が負担する原状回復例

自然消耗なので貸主負担

紫外線(日光)による壁紙・床・たたみ・絨毯の日焼け、カーペット、たたみについた一般的大型家具の脚の跡など。

通常使用範囲なので貸主負担

冷蔵庫やテレビの後ろ側の壁の汚れ、壁の画鋲の跡など。

借り主が負担する原状回復例

掃除の怠慢による汚れ

油汚れ、コンロ周りの汚れなど。

使用上の不注意による汚れ

カーペットに飲料をこぼした等のシミ、かび、壁の落書きなど。

別のものを使えばつかなかったキズ

壁の釘穴跡、天井に直接つけた照明の跡など。

どちらが負担するべきかケースバイケース

壁や床のキズ

故意、過失は借り主に補修義務がありますが、DIYで修繕できる程度でよいかどうかは、借り主の意向と交渉次第。

壁紙、クロスの張り替え

日焼けのみであれば借り主が負担する必要はありませんが、部屋の使用条件で汚してしまった場合には負担が必要となるでしょう。

とはいえ、全面張り替えなのか、一部張り替えなのかは、現場を見て話合いとなります。

タバコのヤニによる汚れは、自分で掃除してキレイになれば問題ないですが、壁紙の変色、臭いが酷い場合には負担が必要です。

カビ

使用の仕方で発生させたカビについてはクリーニング義務がありますが、結露しやすいといった建物の構造に原因がある場合には、そうとも限りません。

私のケースですね。現場を見て確認、話し合いが必要です。

立会い退去時の注意点

退去する部屋の修繕費の負担について大家さんと揉めました…

立会い退去時は、敷金を取り戻す為に重要なポイントがたくさんあります。

事前に確認してから臨みましょう。

一人で行かない

男性であれ女性であれ、できれば二人以上で行くのがおすすめ。

室内の補修が必要な部分を確認する時に、こちらが一人だと相手の言うことを鵜呑みにしたり、押し切られる可能性があるからです。 相手はプロですから。

写真を撮る

補修が必要、という確認をとる際に、写真を残します。

見積もりでの確認にも役立つと同時に、確認した、しない等、後々のトラブル予防や万が一トラブルになった時に役立つ証拠となるからです。

見積もりはきちんと確認する

修繕や補修必要箇所を確認したら、見積書をチェックします。

写真を元に、補修が必要と合意した部分かどうか、法外に高い見積もり金額ではないか等、しっかり確認します。

ある程度、相場を知っておくと、判断しやすいですから、インターネットなどでクロス張り替え、室内清掃等の費用を調べておくとよいでしょう。

納得できるまで、サインや捺印してはいけません。

賃貸退去の立会いは面倒くさい、なんて思ってましたが、敷金を取り戻す、重要な節約イベントです。

納得のいく「原状回復」を求め、1円でも敷金を還してもらえるように、下調べや準備をしていきましょう。